佐々木眼科

網膜中心静脈閉塞症
網膜静脈分枝閉塞症

網膜中心静脈閉塞症は、網膜の静脈が詰まることで出血やむくみが生じ、視力低下などを引き起こす病気です。目の奥の血管が詰まることで、血液や血漿成分が漏れ出し、眼底出血や黄斑浮腫が起こります。この黄斑浮腫がものを見る中心である黄斑に及ぶと、視力の低下やもののゆがみが現れます。

👁️ 網膜中心静脈閉塞症とは
網膜中心静脈閉塞症は、網膜全体から血液を集める網膜中心静脈が詰まる病気です。この閉塞によって血流が悪くなり、網膜に出血が生じます。
網膜静脈閉塞症には、閉塞する部位によって二つの種類があります。

網膜中心静脈閉塞症: 網膜中心静脈が詰まるもの。
網膜静脈分枝閉塞症: 網膜静脈の枝分かれした部分が詰まるもの。

🚨 症状
多くの場合、片方の急な視力低下で気づかれます。
急に見えにくくなる
朝起きたときに突然見えにくくなることがある
視界に動くものが現れる (飛蚊症)
急に視野が欠けることがある

🩺 原因
老化した動脈硬化により、静脈が動脈に圧迫されて血流が悪くなることが主な原因です。 特に以下の生活習慣病と関連があります。
高血圧症
糖尿病
脂質異常症
他にも、緑内障や遠視も原因となる可能性があります。

📝 検査と診断
自覚症状や生活習慣病の有無などを確認後、以下の検査が行われます。
視力検査: 視力低下の有無を確認。
眼圧検査: 眼圧上昇の有無を確認。
散瞳検査: 瞳孔を広げて目の奥を詳細に調べる。
光干渉断層計 (OCT): 黄斑浮腫の程度を評価。
フルオレセイン蛍光眼底造影検査: 腕から造影剤を注入し、網膜の血管の状態や異常な新生血管の有無を確認。
OCTアンジオグラフィー (OCTA): 造影剤を使わずに、網膜や黄斑部の血管や血流の状態を評価。
その他、糖尿病、高血圧、緑内障、血液が特定の状態ではないかなどを調べるために血糖値や血圧などの全身検査も行われます。

✨ 治療
閉塞の部位や程度、進行度合いに応じて治療法が異なります。
抗VEGF薬の眼内注射: 黄斑浮腫の改善を目的として、血管から血液成分が漏れるのを抑える薬を眼内に注射します。
レーザー光凝固術: 浮腫がある部位にレーザーを照射し、網膜を凝固させることで、網膜内に貯まった血液成分の吸収を促し、浮腫を改善します。
緑内障手術: 血管新生緑内障による眼圧上昇がコントロールできない場合に行われます。
経過観察: 出血が軽度の場合、自然に吸収されるのを待つことがあります。
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